Windows Updateに26H2しか表示されないPCについて、業務ソフトの互換性を考慮し、ISOで25H2へ更新した事例の要点を示す解説画像
業務ソフトの互換性と更新の必要性を踏まえて25H2へ更新した対応事例

Windows 11を更新したいものの、業務で使用しているソフトウェアの都合で、更新先のバージョンを慎重に選ぶ必要があるというご相談がありました。対象のパソコンはWindows 11 23H2でしたが、Windows Updateには26H2しか表示されず、希望する25H2を選べない状況でした。

使用中の業務ソフトウェアは26H2で動作しないという制約があり、一方でセキュリティ上の懸念から早急な更新が必要でした。株式会社ITAでは更新先を25H2とし、事前にバックアップ・空き容量・互換性を確認してからISOイメージファイルを使って更新しました。

今回は、25H2を選んだ理由、作業の大まかな流れ、対応後に確認できた結果をご紹介します。

今回の対応概要

ご相談内容:業務で使うソフトウェアは26H2で動作しないため、Windows 11 25H2へ更新したい。しかしWindows Updateには26H2しか表示されない。

確認できた状況:Windows 11 23H2のパソコン1台で、Windows Updateに26H2のみが提示されていた。

対応:バックアップ・空き容量・互換性を事前確認し、25H2のISOをマウントしてセットアップを実行した。

結果:Windows 11 25H2への更新が完了。今回の対応では問題が発生しなかったとの報告を受けている。

Windows Updateには26H2しか表示されなかった

今回の対象はWindows 11 23H2を使用していたパソコン1台です。更新が必要な状況でしたが、このパソコンのWindows Updateでは26H2のみが表示され、25H2を選択できませんでした。

Windows Updateで26H2が表示されたことと、26H2への更新に失敗したことは別です。今回発生していたのは更新エラーではなく、業務上必要な更新先を通常の更新画面から選べなかったという状況でした。

業務ソフトの互換性を考慮し、25H2を選択

お客様が業務で使用しているソフトウェアには、26H2では動作しないという制約がありました。そのため、表示された26H2へそのまま更新するのではなく、業務での利用継続を考慮して25H2を選択しました。

同時に、従来の状態を維持することにはセキュリティ上の懸念があり、更新を急ぐ必要がありました。今回はこの2つの条件を踏まえ、更新先のバージョンを判断しています。

判断のポイント:Windowsの更新は、新しいバージョンを選ぶことだけが目的ではありません。業務ソフトとの互換性や更新の必要性を確認し、事業に合った更新先を選ぶことが重要です。今回の判断は対象のパソコンと業務ソフトの条件に基づくものです。

Windows 11 25H2のISOを使って更新

Windows Updateの画面では25H2を選択できなかったため、今回の対応では25H2のISOイメージファイルを用意しました。ISOとは、セットアップに必要なデータをひとつのイメージファイルとしてまとめた形式です。

作業に入る前に、バックアップ、空き容量、互換性を確認しました。そのうえでISOをマウントし、セットアッププログラムを実行して更新しました。以下の画像では、実施した流れの要点を整理しています。

Windows 11 25H2への更新前にバックアップ・容量・互換性を確認し、ISOをマウントしてsetup.exeから更新した流れを示す説明画像
事前確認、ISOのマウントとセットアップ、25H2への更新完了という作業の流れ

事前確認をしてからセットアップを実行

更新前にはバックアップを実施し、空き容量と互換性を確認しました。これらは今回実際に行った確認項目です。個別のチェック基準や内部手順は公開していません。

ISOのマウントとセットアップ

用意した25H2のISOファイルをマウントし、その中のsetup.exeを実行して25H2への更新を進めました。ISOファイルの入手方法やセットアップ設定の詳細ではなく、今回は対応の概略を紹介しています。

対応結果:Windows 11 25H2への更新が完了

対象のパソコン1台について、Windows 11 23H2から25H2への更新が完了しました。事前確認を行って進めた今回の対応では、問題は発生しなかったとの報告を受けています。

なお、ここで紹介しているのは今回の更新完了と対応時点での結果です。すべての業務ソフトを更新後に個別試験したことや、長期間の正常動作を確認したことを意味するものではありません。

中小企業がWindowsを更新する前に整理しておきたいこと

Windows Updateに表示されるバージョンが、使用中の業務ソフトに適しているとは限りません。更新を検討する際は、業務で必要なソフトウェアと更新先の適合性を確認し、更新を急ぐ理由も整理することが大切です。

相談時に整理しておきたい項目

  • 現在使用しているWindowsのバージョン
  • Windows Updateに表示されている更新先
  • 更新後も使用する必要がある業務ソフトウェア
  • 更新を急ぐ事情と業務上の制約

ISOによる更新が、すべてのパソコンに適するわけではありません。今回の事例のように、対象環境に応じて更新先と方法を判断する必要があります。

今回の対応内容

  • Windows 11 23H2のパソコン1台について、希望する更新先と業務上の制約を整理
  • Windows Updateには26H2しか表示されない状況を確認
  • 業務ソフトの互換性とセキュリティ上の懸念を踏まえて25H2を選択
  • バックアップ・空き容量・互換性を更新前に確認
  • 25H2のISOをマウントし、setup.exeで更新を実施
  • Windows 11 25H2への更新完了を確認

中小企業のWindows更新を、業務環境に合わせて支援

株式会社ITAでは、パソコンの更新作業だけでなく、業務ソフトの利用状況や更新による影響を考慮した相談に対応しています。今回も、使用するソフトウェアの制約と更新の必要性を踏まえ、25H2への更新を行いました。

Windows 11のアップデートでお困りの企業様へ

Windows Updateに希望するバージョンが表示されない、業務ソフトとの互換性が心配で更新できないなど、企業のWindows更新に関するお悩みは株式会社ITAへご相談ください。

八王子市を中心とした中小企業のパソコン運用や、業務への影響を考慮したIT環境の管理を支援しています。

中小企業向けIT用語辞典の紹介