
パソコンを起動して印刷しようとしても、すぐに印刷が始まらない。今回は、Canon LBP224で、PC起動直後に約3分間印刷できないというご相談に対応しました。
調査で着目したのは、PCに残っていた以前のサーバーへの共有プリンター接続です。ログを確認して旧接続に待ち時間が集中していることを把握し、構成一覧を保存したうえで対象の接続を整理しました。
対応後は再起動しても印刷開始まで1秒未満となり、使用者による普段の業務印刷でも、削除の影響がないことを確認できました。
今回の対応概要
ご相談内容:PC起動直後、Canon LBP224で約3分間印刷できない。
確認できた状況:以前のサーバーへの共有プリンター接続が残り、ログでは旧接続に待ち時間が集中していた。
対応:削除前に構成一覧を保存し、旧サーバーへの接続12件を削除。
結果:再起動後は印刷開始まで1秒未満に改善。普段の業務印刷への削除影響もないことを確認。
印刷開始が遅い原因を、PC側の設定も含めて確認
今回の症状は、PCを起動した直後に約3分間印刷できないというものでした。印刷しようとしていた機種はLBP224ですが、調査ではプリンターに関係するPC側の接続設定と、処理の記録であるログも確認しました。
すると、以前使用していたサーバーへの共有プリンター接続がPCに残っており、ログではその旧接続に待ち時間が集中していることが分かりました。
この状況から、以前のサーバーへの接続が印刷開始の遅れに関係していると考え、旧接続を整理する対応へ進みました。
削除前の構成を保存し、旧接続12件を整理
今回整理したのは、以前のサーバーにつながる共有プリンターの接続情報12件です。プリンター本体12台を撤去したという意味ではありません。
作業では、削除前に構成一覧を保存し、そのうえで旧接続を削除しました。変更前の情報を残すことと、変更後に利用への影響を確認することを分けて進めています。
この事例の「12件」は、今回の環境で整理した接続の件数です。同じような症状でも、使用状況が分からないプリンター接続をまとめて削除するのではなく、現在の利用先と対象を確認することが大切です。
再起動後は、印刷開始まで1秒未満に改善
旧接続を整理したあとにPCを再起動し、印刷開始までの状態を確認しました。対応前は起動直後に約3分待っていたところ、対応後の確認では1秒未満で印刷が始まるようになりました。
ログで旧接続に待ち時間が集中していたことと、その接続を整理したあとに改善したことから、今回の遅延には旧サーバーへの共有プリンター接続の残存が関係していたと判断しました。
使用者の業務印刷でも、削除の影響がないことを確認
印刷開始が速くなったことに加えて、使用者による普段の業務印刷でも、今回の削除による影響がないことまで確認しました。
対応結果を見る際には、確認時の印刷速度と、普段の仕事で問題なく使えるかの両方を確かめることが大切です。今回の「1秒未満」は対応後に確認した結果であり、すべての環境で同じ時間になることを示すものではありません。
サーバー変更後は、PCに残る印刷設定も確認
今回の事例では、現在使用中のサーバーとは別に、以前のサーバーへのプリンター接続がPCに残っていました。「どのプリンターで遅いか」に加えて、「PCにどの接続が残っているか」を確認したことが、対応につながりました。
同じような相談をするときは、次の点を整理すると、状況を伝えやすくなります。
- 印刷が遅いのはPC起動直後なのか、時間がたってからも続くのか
- どのプリンターで、どのような印刷をするときに困るのか
- 以前にサーバーやプリンターの入れ替えがあったか
- 設定を変更したあと、普段の業務印刷に影響がないか
設定の内容が分からない場合でも、分かる範囲の症状や変更履歴が相談の手がかりになります。
今回の対応内容
- PC起動直後に約3分印刷できない症状を確認
- ログで旧サーバーへの共有プリンター接続に待ち時間が集中していることを確認
- 削除前の構成一覧を保存
- 旧サーバーへの共有プリンター接続12件を削除
- 再起動後、印刷開始まで1秒未満に改善したことを確認
- 使用者の普段の業務印刷で、削除の影響がないことを確認
ITAは、症状と利用状況を確認しながら対応します
印刷の不具合は、原因が分からないままでも日々の仕事に関わります。ITAでは、お困りの状況を伺い、確認できる記録や設定をもとに、対応する範囲を判断していきます。
今回も、旧接続の整理による改善と、使用者の業務への影響をそれぞれ確認しました。設定を変更して終わりにせず、普段の仕事で使える状態かを確かめることを大切にしています。
印刷が遅い・原因が分からないときは、ご相談ください
「PC起動直後だけ印刷できない」「以前のサーバーの設定が残っているか分からない」「社内に調べられる人がいない」といったお困りごとはありませんか。
株式会社ITAでは、中小企業のIT担当者が不在、または兼任されている現場のご相談を承っています。分かる範囲で、症状と普段の使い方をお聞かせください。

