Windows Update後からパソコンの動作が極端に遅くなった
神奈川県相模原市にある製品加工業のお客様から「Windows Updateを完了した後、パソコンを再起動した後から急にパソコンの動作が遅くなった」とのご相談をいただきました。
お客様の基本情報
お客様所在地 | 神奈川県相模原市 |
お客様の業種 | 製品加工業 |
パソコン種別 | ノートパソコン |
パソコンメーカー | Lenovo |
OSバージョン | Windows10 Home |
Windows Update後から動作が極端に遅くなったパソコンの解決方法
現地に訪問して確認してみましたが、Windowsの環境設定やご利用環境など何も問題が見つからず、原因の特定と問題の解決まで大変苦労しました。最終的にはWindows Updateを適用する前の状態に戻すことも検討しましたが、ウイルスバスターをいったんアンインストールしてみると途端にパソコンの動作が速くなったので、再度ウイルスバスターをインストールしてみましたが、なぜかパソコンの動作速度がほとんど変わりませんでした。
Windows Update後にパソコンの動作が遅くなった時は
セキュリティ対策ソフトを全部削除してみる
パソコン修理の担当者よりアドバイス
今回のパソコン修理は問題の解決に至ったものの、原因がはっきりしないままだったため、その後マイクロソフトのサポートセンターに電話で問い合わせてみました。するとWindows Updateを実行する前に以下のような事前準備が必要になるとの回答をいただきました。
Windows Updateを実行する前にしておかなければならない準備
- マウスやキーボード以外の周辺機器を全て外しておく
- セキュリティ対策ソフトやウイルス対策ソフトはすべてアンインストールしておく
- スタートアッププログラムは可能な限り常駐解除しておく
- Windowsの環境設定はなるべく初期状態に戻しておく
- パソコンの省電力機能や電源オフの機能などはなるべく機能しないようにしておく
最初のマウスやキーボードなどの周辺機器を外しておくのは誰でもかんたんにできると思いますが、そのほかの作業はある程度パソコンに詳しい人でないと対応が難しいと思いました。またサポートセンターの担当者の話では、Windows Updateの後にWindowsの環境設定が一部変更されることがあるそうです。したがって、自分で使いやすいようにWindowsの環境設定を変更しているユーザーは、Windows Update後に改めて環境設定をする必要があります。
Windows Updateは本当に必要なのか?
これはよくお客様から質問されるのですが、結論はWindows Updateは必要です。ただし、アップデート作業自体にリスクがあることと、適用後に様々なトラブルが発生したりWindowsの環境が変化することでパソコンの使い勝手が悪くなったりすることもよくあります。
したがってWindows Updateは最小限行うようにしてなるべく手動で行い、できれば毎回専門家に任せたほうが安全です。Windows Updateを手動でしかも最小限で適用すれば、1年間におおよそ2回ある大型のアップデートに対応するだけで必要十分です。
自動でできるWindows Updateをわざわざ手動で行うのは一見不要に思えますが、面倒なパソコントラブルを未然に回避するためにも、専門家による最低限度の手動アップデートを強くお勧めします。
Windows Updateは正しい知識を持った人が毎回手動でアップデートしましょう
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